海の中道海浜公園で開催中の「うみなかはなまつり」。この時期のうみなかは格別だ。150万本のコスモスに、かわいらしいコキアの紅葉。暑すぎず、寒すぎず。心地よい気候の中、駆け回ったり、まったりしたり。最高にフォトジェニックな秋のうみなかを、たくさんの写真とともに紹介したい。(撮影日:2018年10月14日)
丘一面に広がるコスモス
真っ先に訪れたいのは、150万本のコスモスが咲く「花の丘」。赤、白、ピンクのコスモスが、約15,000㎡の丘を染め上げる。
通常、コスモスの見頃は10月上旬〜下旬。今年は台風などの影響もあり、ちょうどこの週末に見頃を迎えた。
穏やかな秋風に吹かれ、ゆらゆらと楽しげに揺れるコスモス。
丘の上に登ると、まさに “ピンクの絨毯” 。朝一は人が少なめだったが、やさしいコスモスの香りに誘われるように、徐々に人が集まり、そこかしこにたくさんの笑顔があふれる。
2018年の「うみなかはなまつり」のテーマは、“和と花のフォトジェニック”。花の丘には、秋の花々と竹を使ったオブジェが登場し、フォトスポットになっている。
みんなで記念撮影したいときは、セルフタイマー用カメラスタンドが大活躍だ。
ふわふわ、もこもこ、コキア
花の丘から大芝生広場を通って「彩りの池」に向かうと、真っ赤に紅葉したコキア(和名:ホウキギ)がお出迎え。こちらも、コスモスに負けず劣らず、フォトジェニックだ。
ふわふわで、もこもこ。なんとも癒し系の、かわいらしいフォルム。
コキアの見頃は、10月上旬から中旬頃まで。そのため、コスモスとコキアを同時に楽しめる期間はとても短い。海の中道海浜公園の公式HPでは、日々の開花情報が公開されているので、事前にチェックしておこう。
ケイトウとコスモスのコラボ
場所を「花桟敷(はなさじき)」に移すと、今度はケイトウとコスモスのコラボレーション。強く鮮やかな3色のケイトウと、やさしい彩りのコスモス。その対比が美しい景観を生み出している。以前ここにあった観覧車が無いのは少し寂しいが、それでも足を運んでおきたいスポットだ。
博多織の文様を表現
西口からまっすぐ伸びる「カナール」では、キクやジニアの花を使って、伝統工芸「博多織」の文様を表現している。
遊具エリアから少し離れたこの場所は、静かでゆったりとした時間が流れる。花々の香りに包まれる、大人の空間だ。
秋バラと紅葉はこれから見頃!
この日はまだほとんど咲いていなかったが、10月下旬〜11月下旬には秋バラが見頃を迎える。
イチョウの葉の紅葉もこれからが見頃。
うみなかキッチンカー屋台村
お腹が空いたら、「大芝生広場」へ。うみなかはなまつり期間中の土日祝日は、「うみなかキッチンカー屋台村」が登場!
ケバブやカレー、パニーニなど、バラエティ豊かなキッチンカーが並ぶ。なかでも、キッチンカーのナンバー1を決める食の祭典「C-1 cup in Uminaka」で三連覇を達成した「元祖 博多からあげ専門店 田中屋」の博多からあげは絶品。少し甘めの秘伝のタレが、クセになるおいしさだ。
※出店スケジュールは公式HPで要確認。
事前にしっかり計画を
ただでさえ一日では遊びきれない海の中道海浜公園だが、「うみなかはなまつり」期間中は、特に見どころが多いうえ、体験型のイベントも目白押し。事前にHPなどで確認し、どういう順路で回るか、ある程度決めておいたほうがいいだろう。
無料入園日は混雑必至
うみなかはなまつり期間中の10月14日(日)と10月21日(日)は、「無料入園日」となっており、入場料が無料(駐車場などは有料)。そのため、この日の混雑は必死で、午前中早めに行かなければ駐車場に入るのも一苦労だ。園内は広いので、それほど混雑感を感じることもないが、レンタサイクルは開場前から長蛇の列ができるので要注意。
[文・写真]山下侑一郎
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