いよいよBBQシーズン到来! さぁ、今年はどこに行こう? 博多湾に臨む抜群のロケーションで、心地よい潮風を感じながらBBQを楽しむことができる海の中道海浜公園のデイキャンプ場。数あるBBQ場の中でも、ここならではの魅力をご紹介します。
予約制だから場所取りしなくても安心
海の中道海浜公園のデイキャンプ場は事前予約制。BBQができるサイトが40あり、電話やHPの予約システムから予約できる。当日は受付を済ませるとサイトの番号が告げられるので、その番号の場所に行けばOK。つまり、当日の朝早起きして並んだり、場所取りをしたりする必要がない。レンタルするものも予約時に申し込むので、「当日行ったらコンロがレンタルできない!」なんていう心配もない。これはとても有り難い。大人数で利用したい場合なども重宝する。もちろん予約が埋まることはあるので、早めに計画を立てて予約しておこう。
広々として開放感が抜群
見よ、この広々とした開放感。もともと広大な芝生の広場に、それぞれゆったりと各サイトのスペースを確保している。陣取り合戦のように所狭しとテントやテーブルが乱立することもなく、決められた自分のスペースを広々と使える。これも予約制の恩恵のひとつだ。おかげで、博多湾に臨む絶好のロケーションを存分に楽しむことができる。
強いて言えば、日陰が全くないのでタープテントは必須アイテム。これがあるとないとでは、快適度に雲泥の差が出るだろう。レンタルも可。
きれいで快適な施設
施設全体がとてもきれいに管理されているのも魅力的だ。立派な炊事棟もあり、網・鉄板専用の洗い場と食材専用の洗い場に分かれている。
使用した炭入れ、BBQ網入れのほか、生ゴミ、ビン、缶、燃えないごみのゴミ箱もある。ゴミを持ち帰る必要はないが、“来たときよりも美しく”は心がけたい。
「手ぶら」も「持ち込み」も可能!
BBQコンロを持っていなかったり、準備や後片付けが面倒という人は「手・ぶ・ら DE バーベキュー」を利用しよう。コンロや炭、テーブル、お皿など必要なアイテム一式と食材がセットになっており、セッティング、火付け、片付け、ゴミ回収までスタッフが対応してくれるなんとも有り難いプランだ。詳しくはHPでチェック!
筆者は今回「持ち込み」で、CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)の「ヘキサステンレスファイアグリル」というコンロを持参した。Amazonでの評価が非常に高いベストセラー「M-6500」の新しいモデルで、スタイリッシュな「CSブラックラベル UG-50」。まだ一度しか使用していないが、錆びにくいステンレス製で、コンパクトに持ち運べるので、使用した満足度はとても高い。
海の中道海浜公園で遊び放題
当たり前だが、ここは海の中道海浜公園なので、楽しみはバーベキューだけではない。子供が喜ぶたくさんの遊具に、四季折々の花々、動物の森などなど、1日では遊びきれないほど。ちなみに、デイキャンプ場を利用するには、サイト料とは別に海の中道海浜公園の入園料が必要になる。せっかく入園料を払うのだから、しっかり満喫したい。
デイキャンプ場は、他のスポットとは少し離れた場所にあり、園内バスも回ってこないため、移動にはレンタサイクルがおすすめ。特に気候のいい時期はレンタサイクルの人気が高く、全て貸出中で返却待ちになることも多いが、デイキャンプ場がある「光と風の広場口サイクリングセンター」は比較的穴場でレンタルしやすい。心配なら最初に一日券で借りておいて、売店横の駐輪スペースにとめておくのも手だろう。
ひと工夫で、さらに楽しく!
おすすめBBQレシピ
ここで筆者おすすめのBBQレシピをいくつか紹介したい。ちょっとひと手間加えるだけで、いつものBBQが楽しくオシャレに様変わり。覚えておいて損はないだろう。
まずは、定番でもあるチーズフォンデュ。市販のカマンベールチーズの上部を切り落とし、小さなフライパンやアルミ皿に乗せて火にかけ、とろけてきたら、ウインナーやバゲット、野菜などをつけて食べよう。手軽にできて、何をつけても美味しいのでオススメ。
続いては、焼き芋。さつま芋を洗って、よく濡れた新聞紙で包み、その上からアルミホイルで包む。これを最初に炭の脇に置いておく。まんべんなく火が通るように一度途中で位置を調整。食後には、美味しい焼き芋の出来上がりだ。
食後の楽しみにもう一品、焼きマシュマロ。市販のマシュマロに竹串を刺し、炭に近づけてほんのり焦げ目をつける。そうすると外はカリッと、中は驚くほどとろ~り。そのまま食べるより格段に美味しいので一度お試しあれ。
ちなみに、売店ではソフトクリームやかき氷も販売している。サイクリングから帰ってきたら、冷たいものが食べたくなるので帰宅前のちょうどいいデザート。
[文・写真]山下侑一郎