冬になると必ずと言っていいほどタウン情報誌で特集が組まれる「
早く行って整理券をゲットしよう
福岡県内にいちご狩りができるスポットはいくつかあるが、予約制のところが多い。
先着制に比べて、予約していれば確実にいちご狩りができるのは嬉しいが、いかんせん、予約が埋まるのも早い。
八女市にある「プーさんのいちご園」なら、先着制なので、思い立ったときに行くことができる。
その反面、いちごが無くなり次第終了となるので、朝早く行く必要がある。
土日だと、午前中に受付が終了することもあるので注意が必要だ。
開園は午前10時だが、9時頃から整理券を配るので、その整理券を早めにゲットしよう。
いちごの種類とオススメ
収穫することができるイチゴの品種は、日によって異なるが、多い時は、7種類の品種を楽しむことができる。
[あまおう]
言わずと知れた、福岡県の特産。「あ」かい、「ま」るい、「お」おきい、「う」まい。まさに、四拍子そろったイチゴだ。
[さちのか]
「とよのか」と「アイベリー」を掛け合わせた品種。糖度が高く、果肉がしっかりしている。
[紅ほっぺ]
その名の通り、鮮やかな紅色をしている。2002年に静岡で誕生。甘みの中に酸味が程よくある。
[さがほのか]
佐賀県が独自に開発した品種。すっきりとした甘さが特徴。
[かおり野]
2010年に三重県で誕生した新しいイチゴ。糖度が非常に高く、噛むとジューシーで、香りと甘さが口いっぱいに広がる。
[やよいひめ]
群馬県生まれのイチゴ。甘みと酸味のバランスがよく、中まで薄い赤色をしている。
[もういっこ]
2008年に宮城県で品種登録されたイチゴ。果肉は少しかためで、すっきりとした甘さ。
個人的には、「かおり野」が一番のオススメ。
時間が経つほど食べ頃のいちごは取られてしまう。
美味しい苺の見分け方は、「根元まで赤く、ヘタが反り返っているもの」を選ぶと良い。
ついつい大きな苺に目が行ってしまうが、小さめのもののほうが甘味がぎゅっと詰まっていたりする。
ちなみに、受付で練乳を買うこともできる。
正直、練乳など要らないレベルの甘さだが、こんなに甘くて美味しい苺に練乳をかけて食べる贅沢感もまた捨てがたい。
フルーツ工房とパンの店「Fresa Vista」
イチゴをお腹いっぱい食べた後も、楽しみがまだある。
いちご園のすぐ隣に「Fresa Vista / フレサビスタ」という小さなパン屋さんがある。
「イチゴでもうお腹いっぱい」と思っても、そもそも「別腹」のデザートを先に食べただけで、パンは意外と食べられることに驚く。
それほど、ここのパンが美味しいということでもあるのだが。
隣接する温泉施設「べんがら村」
さらに嬉しいことに、隣接している「べんがら村」には、立派な温泉まである。
広めの大浴場に加え、露天風呂、サウナ、電気風呂、家族風呂を完備。
苦しいお腹をゆっくり休め、甘い苺の味を思い出しながら、リラックスしよう。
湯上りにはべんがら村の名物の地ビールを飲むこともできる。
べんがら村には、地元で収穫される野菜や果物などの直売所やバイキングもある。
ここで買うことができる八女の特産品「とうがらしもろみ」は、お茶漬けにしても美味しい。
是非お土産として買って帰ってほしい。
せっかくだから八女市内を観光
せっかく八女まで来たのだから、市内を少し観光して帰ろう。
八女市の中心市街地「福島」には、白壁の町屋が建ち並んでいて、江戸時代の面影を残している。
伝統工芸の工房や昔懐かしいお店もあり、ぷらりと散策するにちょうどいい。
同じく八女市中心部に位置する「八女観光物産館 ときめき」では、星野村産の抹茶を贅沢に使った八女茶ソフトクリームを食べることができる。
濃厚な抹茶の味がおいしく、大人のソフトクリームだ。
こちらもオススメ!
≫ あま~い「かおりの」のみ! 池いちご園(福岡市西区)
≫ 多品種を食べ比べ!らいおん果実園(筑前町)
≫ スイーツ店を併設!ストロベリーフィールズ(筑紫野市)