
ホークスが九州・福岡に本拠地を移して30年。その記念事業として、「福岡 ヤフオク!ドーム」の大規模リニューアルが行われた。初戦から早速観戦してきたので、その全貌とヤフオクドームの新しい楽しみ方を、たっぷりと紹介したい。
もくじ
世界最大のホークスビジョン

ホークスビジョンがさらに大きくなった。5枚のパネルで構成されるビジョンのうち、中央のパネルが幅・高さともに5mずつ拡大。時計や両側のつなぎ目がなくなり、これまで以上に大迫力の映像演出を楽しめる。
「めんたいこBOX」が登場

さらに、外野エリアの観客席が増席され、これまで38,530人だった野球興行時収容人員は、40,000人を突破した。そして、新しい観戦シートも登場。

その名も「やまや めんたいこBOX」。明太子をモチーフにしたデザインの家具が使用され、いかにも福岡らしい観戦シートの誕生だ。
本格派のニューグルメ
野球観戦の楽しみのひとつ「スタジアムグルメ」にも新しい顔が登場。
肉山 福岡

なんと、予約が取りづらいことで知られる赤身肉料理専門店『肉山 福岡』がヤフオクドーム内に出店。この日は全フードメニューが半額の「シーズンスタートデー」だったこともあり、ひときわ長い行列を作っていた。
チョイスしたのは、お店でも締めのメニューとして人気のカレーに、上質で柔らかいお肉が惜しみなく乗せられた「森投手のもりもりロースステーキカレー」。スタジアムグルメとは思えない、本格グルメだ。
FUKUOKA CRAFT

大名にある「FUKUOKA CRAFT」も新たに出店。スパイシーで食べごたえのある「チリドッグ」は、ビールとの相性も抜群だ。

さらに、「FUKUOKA CRAFT」では、あの大名ソフトクリームも販売している。
フォトスポットが多いコンコース

コンコースも黒と白を基調としたデザインに一新。


ふうさんの椅子や人工芝のゲートなど、コンコース内の各所にフォトスポットが登場。コンコースをぐるっと回ってみるだけでも楽しめる。

電源やUSBコンセントがついたカウンターも登場。いざと言う時にありがたい。
外野席後方にファン交流スポット
外野席の後方に誕生した新施設「RIGHTOP」&「LEFTOP」も要チェックだ。
RIGHTOP STAND(ライトップスタンド)

ライト側外野席後方にお目見えしたのは、スポーツバーのような雰囲気の飲食販売スポット。野球を観戦しながら、ファン同士で交流を図ることができる。

さらにその横には、本物さながらのダッグアウトが登場。ファンには嬉しい、絶好のフォトスポットだ。

ブルペンとの連絡をとる受話器まで再現されている。
LEFTOP VISITOR(レフトップビジター)

レフト側外野席後方には、ビジターファン専用のスペースも設置された。

野球漫画がずらりと揃った「コミックコーナー」も。
LEFTOP SPACE(レフトップスペース)

こちらも見逃せない! トークショーやポップアップストアなどのイベントブースとして活用される「LEFTOP SPACE」。現在は、ホークス本拠地福岡移転30周年記念「プレイバック1989-1993」展と題し、ホークスの懐かしいグッズとあわせて、当時のファッション・ゲーム・おもちゃなどが展示されている。
(2019年3月2日〜4月25日、6月11日〜7月4日)

ダイエー時代のベースボールカードは往年のファン必見。

過去30年のホークス選手の応援歌が聴けるコーナーも。いろんな記憶がよみがえり、思わず没頭してしまう。
会員専用ラウンジ「FAN’S SQUARE」

「王貞治ベースボールミュージアム」があった場所に登場したのは、クラブホークス会員・タカポイント会員専用のラウンジ「FAN’S SQUARE(ファンズスクエア)」だ。タカポイントのステージによって利用できる。

中に入ると、空港のラウンジのような雰囲気。

窓越しに試合を観戦することもできる。

ソフトドリンクと軽食は無料で、アルコールや一部のフードメニューは有料。今までになかった嬉しい会員特典の誕生だ。
事前予約制だが、試合開始時点で空席がある場合のみ当日受付も可能。タカポイントのステージは「ダイヤモンド」と「プラチナ」が対象となる。詳しくは、公式サイトでチェックしよう。
ダグアウト改め…

オフィシャルグッズショップも、「ダグアウト」から「HAWKS STORE」にリニューアル。

店内は、マウンドやバッターボックスを沸騰とさせるデザインで、以前よりも広々とした印象だ。
日本一へ、奪Sh!
大改修を終え、“すっごいエンターテインメント空間” に変わったヤフオクドーム。ドームに隣接した「エンターテイメントビル(仮称)」を新たに建設する計画もあり、これからも目が離せない。
リーグ優勝奪取&3年連続日本一を目指して、今シーズンも全力でホークスを応援しよう!



TEXT・PHOTO:山下侑一郎
