2017年の福岡はリニューアルラッシュだ。子どもたちが楽しみにしている3大リニューアル「かしいかえん」「マリンワールド」「福岡市科学館」。その先頭を切って3月16日にリニューアルオープンした「かしいかえん シルバニアガーデン」。かしいかえんは、どう生まれ変わったのか。最初の3連休に早速行ってきたので、写真付きで解説する。
待ちに待ったリニュアル
昨年11月に、リニューアルのため一時閉園。ようやく再開した最初の三連休。リニューアルを待ちわびた人たちが開園前から行列を作っていた。
「かしいかえん」は1938年に誕生し、都市型遊園地として福岡市民に親しまれてきた。2009年には、「かしいかえん シルバニアガーデン」として生まれ変わったかしいかえんだが、今回はどのように生まれ変わったのだろうか。
コンセプトは「まちのオアシス」
これまで小さな子ども連れの家族をメインターゲットにしてきたかしいかえんだが、今回のリニューアルで目指したのは“まちのオアシス”。
「遊び」と「癒やし」が一体となり、親子3世代で楽しめる新しい遊園地へと変革を遂げた。
香椎花園にふさわしいフラワーガーデン
「癒やし」の中心に位置づけられたのは「花」だ。世界的なガーデンデザイナー石原和幸氏がフワラーガーデンをプロデュース。
今回のリニューアルの象徴とも言えるのがこの「フラワータワー」。今は造花だが、今後、季節ごとに綺麗な花を咲かせるという。
園内を横断するフワラーアーチ。
カメラを片手にのんびり歩くだけでも楽しめる。リニューアル前とは雰囲気ががらりと変わった印象だ。
フラワーキャッスル。園内随所にこういった癒やしのフォトスポットが誕生している。
緑の動物園。今にも動き出しそうな造形。
かしいかえんを漢字で書くと、「香椎花園」。そう、今更だが「花園(はなぞの)」なのだ。今回のリニューアルでまさにその名にふさわしい形に生まれ変わったといえる。
新しくなった観覧車
観覧車も新しくなった。かしいかえんにおいて3代目となる観覧車は高さ約36メートル。バリアフリー対応で、冷暖房も完備。
観覧車と先程のフラワータワー。遊びと、癒やし。そう、これが新しいかしいかえんだ。
テッペンからは、海も見えてなかなかの絶景。なのだが最近すっかり高所恐怖症の筆者。。
開園して40分経つが、正面ゲートはまだこの行列。天気の良い週末は、しばらくこのくらいの混み具合だろうか。
新登場のアトラクション
新設された「ターバンメイズ」。グルグルとスロープ上の立体迷路を登って行きながら頂上の鐘を目指す。
「ウォーターショット」。大きな水鉄砲でキャラクターの的を狙うシューティングアトラクション。子どもは、こういうの大好き。
もともとあった「コロン☆ブース道場」に増設された「スーパーコロン☆ブース道場」。
小さな子どもから大きなこどもまで大はしゃぎ。
お馴染みの人気アトラクションも健在
もちろん、メリーゴーランドやゴーカート、ジェットコースターなどお馴染みの人気アトラクションも健在だ。
中には、こんな時代を感じさせる乗り物も。これは筆者が子どもの頃来たときにもあったのだろうか。
地味にオススメなのが、この「森の鉄道」。
所々に、こういうちょっとコンセプトを見失ったような展示もあって、それはそれで楽しい。
夏には、お馴染みのレジャープールもオープンする。ここのプールは、特に小さな子どもでも遊びやすいのが嬉しい。
ランチも充実
リニューアルでレストランも充実した。「CLOVER GARDEN」ではバーベキューが楽しめたり、「シルバニア森のキッチン」にはビュッフェも。芝生エリアも充実したので、お弁当を持って来てピクニック気分を味わうのもオススメだ。
シルバニアガーデン
忘れてはならないのが、根強い人気を誇るシルバニアファミリー。平日は1回、土日は2回実施される「シルバニアファミリーショー」。子どもたちが目をキラキラ輝かせている。
「あかりの灯る大きな家」は、くるみリスファミリーのお家。
自分が小さくなってシルバニアファミリーのお家の中に迷い込んだような世界観。子どもたちだけでなく、昔シルバニアファミリーで遊んでいたお母さんたちも楽しそうだ。
さらに「森のマーケット」には、歴代のシルバニアファミリーが年代ごとに展示されていたりして、母娘で楽しめる。
3世代で楽しめるようになった新しいかしいかえん。スペースワールが閉園するのは残念だが、その分、かしいかえんにはこれからも末永く頑張ってほしい。
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かしいかえん シルバニアガーデン
福岡市東区香住ヶ丘7−2−1
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