マリノアシティ福岡に新たに誕生した、体験型知育デジタルテーマパーク「リトルプラネット」。アナログな遊びにデジタル技術を組み合わせたアトラクションは、子供だけでなく大人までも夢中にさせる。早速体験してきたので、その魅力やおすすめのアトラクションを紹介したい。
もくじ
九州初上陸!
全13種類のアトラクション
体験型知育デジタルテーマパーク「リトルプラネット」が、2018年12月14日、マリノアシティ福岡 アウトレットⅢ棟2階(BEAMSの上)にオープンした。常設型のものでは、埼玉・東京に続いて九州初上陸。館内には全部で13種類のアトラクションが設置されている。
特徴的なのは、例えばトランポリンや砂遊びなどといった、古くから親しまれているアナログな遊びに、最新のデジタル技術を応用している点だ。どのアトラクションも直感的に遊ぶことができるが、頭を使って考えることで、より楽しめる工夫が施されている。
もうひとつの特徴は、親子で楽しめること。なかには、子供よりも大人のほうが夢中になってしまいそうなアトラクションも。
オープンして早々に体験してきたので、特におもしろいと感じたアトラクションを5つ紹介したい。
キッズデザイン賞受賞! AR砂遊び
砂の上に海や陸が出現するAR砂遊び「SAND PARTY!」。陸の上を動き回る生き物や海面のゆらぎなど、とてもリアルに表現されている。専用の虫眼鏡を使って生き物観察をしたり、ステッキを使って宝探しをしたり。
砂を掘ればそこは海になり、山をつくれば白い雪山に。そして、山頂に穴を掘れば、そこから火山が噴火する。子供のころに想像しながら遊んでいたものが、リアルな映像としてそこに映し出されている。
大人もハマるキューブ型パズル
アナログなキューブ型パズルに、デジタルの映像やセンサーを組み合わせた「PUZZLE DUNGEON」。キューブの色と数を画面の表示と揃えて、ブロックを掘り進める。
例えば「白の2」なら、手元のキューブで白が2つだけの面をつくり、その面を下にして台に置く。そうすると、次のブロックに進める。星マークはボーナスチャンスだ。その色をできるだけ多く揃えて、一気に掘り進もう。
制限時間内にどれだけ掘り進めることができるか。子供よりも大人のほうがハマってしまいそうなゲームだ。
ボールプールがデジタルに進化
屋内型レジャー施設ではテッパンのボールプールがさらに進化した「ZABOOM」。プロジェクションマッピングされたボールプールは、幻想的なナイトプールのようで、子供たちはワクワクが止まらない。
スクリーンの的にむかってボールを投げると、星型のエネルギーが溜まる。普通のボールプールでも楽しいのに、こんなの楽しくないわけがない。
デジタル紙相撲
紙相撲さえもデジタルになる時代。塗り絵をスキャンしたら画面上で動き出すというのはもうお馴染みだが、この「PAPER RIKISHI」は、塗り絵した力士が画面上で大乱闘を繰り広げる。緑色のゲージがゼロになると負けだ。
配色で強さが変わるので、いろんな色でチェレンジしてみよう。塗り絵は“展開図”になっているので、立体の図形を学ぶ練習にもなりそうだ。
頭と体を使って楽しく足し算
デジタル算数パズルアトラクション「NUMBER SPLASH」。数字をつなげて足して、10を作ろう。みんなで協力して、多くのコンボを生み出せば高得点が狙える。少ない数字でたくさんつなげるのがポイントだ。
どっちがお得?
通常料金とフリーパス
通常料金
こども(17歳以下):最初の30分 700円、延長15分毎 300円
おとな(18歳以上):最初の30分 700円、延長15分毎 100円
フリーパス
こども(17歳以下):平日 1,800円、休日 2,400円
おとな(18歳以上):平日 900円、休日 1,200円
※休日は先着50枚まで
大人と子供、平日と休日で料金が細かく異なるため、どっちがお得かは、個別の条件で計算してみるしかない。例えば、休日に子供2名+大人1名の場合、2時間以上ならフリーパスのほうがお得になるが、平日なら1時間以上でフリーパスのほうがお得になる。
いずれにしても、子供が「帰りたくない!」と駄々をこねるのは目に見えているので、フリーパスを買っておいたほうが安心かもしれない。
これまで、マリノアシティに行きたくても、子供が買いものについてまわるのを嫌がることが多かった。だが今後は、「リトプラにも寄るから」と言えば、喜んで買いものにもつきあってくれそうだ。
[文・写真]山下侑一郎