森の中で超本格アスレチック! フォレストアドベンチャー・糸島

フォレストアドベンチャー・糸島

このアスレチック、本格的すぎる…。糸島の山奥にある『フォレストアドベンチャー・糸島』。森の中を、木から木へ。颯爽と風をきるジップスライドは、大人でも大興奮だ。2つのコースがあり、家族でも大人同士でも楽しめる。その魅力を詳しく紹介したい。

コース・料金・利用条件

2つのコース

フォレストアドベンチャー・糸島には、家族でも楽しめる「キャノピーコース」と、よりスリリングな「アドベンチャーコース」の2つがある。

◎ キャノピーコース
 - 身長110cm以上、体重130kgまで
 - 所要時間 1時間〜1時間半くらい
 - 全4コース
 - 料金 2,600円
  ※小学3年生未満は保護者もしくは同等の資格を持つ方(18才以上)が一緒に参加する必要有り。
 ※保護者1名につき4名まで同伴可能。

◎ アドベンチャーコース
 - 小学4年生以上もしくは身長140cm以上、体重130kgまで
 - 所要時間 2時間〜2時間半くらい
 - 全5コース
 - 料金 大人3,600円・小人2,600円
  ※18歳未満は保護者もしくは同等の資格を持つ方(18才以上)が一緒に参加する必要有り。
 ※保護者1名につき2名まで同伴可能。

上記は、あくまでも「利用してもよい」という条件だ。

例えばキャノピーコースは、身長110cm以上なら誰でも楽しめるというわけではない。身長はクリアしていても、高いところを怖がる子供や、アスレチックが苦手な子供には、正直言ってハードルが高い。大人でも、高所恐怖症の人には難しいだろう。

この記事をしっかり読んで、楽しめそうかどうか判断してほしい。

 

事前予約がおすすめ

受付

フォレストアドベンチャーは完全予約制ではないものの、当然ながら予約客が優先されるため、事前に予約しておくのがおすすめだ。前日の正午まではオンラインでの予約が可能。それ以降は電話での予約となる。

当日は、予約時間の20分前までには到着し、受付を済ませよう。

ハーネスを着用

受付を済ませたら、プーリーという特殊な装置がついたハーネスを着用。これを常にコースとつなげておくことで、足を滑らせても命綱の役割を果たしてくれる。ハーネス着用後はトイレに行けないので、受付前に行くのをお忘れなく。

貴重品入れ

フォレストアドベンチャーには、更衣室はあるが、ロッカーがない。同行者全員が参加する場合は、最低限の貴重品が入り、汚れてもいい、小さめのバッグ(肩から斜めがけ)があると便利だ。上の写真のような簡易バッグの貸出も有り。

 

家族で楽しめる
「キャノピーコース」

キャノピーコース

自分の安全は自分で守るのが、フォレストアドベンチャーの大原則。最初に行われる安全講習はしっかり聞いておこう。

さぁ、いざ「キャノピーコース」へ。最初は、序の口。それほど高さもなく、足元も安定している。

実は、どちらかと言うと高所恐怖症の筆者。スタート早々に「ダメかも…」と思ったが、プーリーでつながれている安心感もあり、徐々に高さにも慣れ、楽しさが恐怖心を凌駕していく。

ゆらゆら揺れる

2コース目からは、足元がゆらゆら揺れだし、スリル満点。

ロープを手繰り寄せながら

難易度も少しずつ上がっていく。ロープを手繰り寄せながら進む部分では、握力や腕力も必要。運動不足の人は、翌日の軽い筋肉痛くらいは覚悟しておこう。

 

森の中の「ジップスライド」は爽快

ターザンロープ

全4コースとも、最後は「ジップスライド(いわゆるターザンロープ)」で締めくくる。高い位置から、森の中を颯爽と駆け下りる。子供はもちろん大喜びだが、大人もすっかり童心に返り、大はしゃぎだ。

ターザンロープの着地スペース

少し難しいのは、ジップスライドの着地。ずっと前向きのまま着地できればスムーズなのだが、たいていは途中で後ろ向きになってしまう。そうすると、着地は尻もち。

着地スペースは柔らかいので痛くはないが、前日が雨だとここでかなり洋服を汚すことになる。お尻だけでなく背中も地面に着くので、上下ともに着替えを準備しておいたほうがいいだろう。

 

最大の難関

最後の山場

子供たちにとって最大の難関は、終盤に訪れる。プーリーでつながれたロープだけを頼りに、高くて長い綱渡り

恐怖心で立ちすくむ

恐怖心から一度立ちすくむと、次の一歩が出ず、泣き出してしまう子も。下まで落ちることはないので、ここは勢いで進んだほうがいいだろう。

渡り方のコツ

よく見ると、渡り方のコツが書いてあった。綱渡りが無理なら、「座ってシューッとすべってもOK」だ。
(シュールなイラストに、心がなごむ…)

ここをクリアすれば、ゴールはもうすぐそこ。

森の中のターザンロープ

最後は、4コースの中で最も高くて長いジップスライド。達成感と安堵感に包まれながら、森の心地よい風をきる。感無量の “ビクトリーラン” だ。

 

さらにスリリングな
アドベンチャーコース

アドベンチャーコース

今回は「キャノピーコース」しか体験していないが、その隣にある「アドベンチャーコース」はさらにスリリング。コースも長くなり、難易度もぐっと上がる。どちらかと言えば、“大人のアスレチック” だ。

小学4年生以上、もしくは身長140cm以上なら利用可能だが、初めてで不安がある場合は、「キャノピーコース」からチャレンジしてみるといいだろう。

 

服装について

服装について

◎汚れてもいい動きやすい服装
前述した通り、特にジップスライドの着地でかなり汚れる。汚れてもいい服装で、着替えも準備しておこう。特に前日が雨の場合などは要注意だ。白系の服だと、洗濯しても汚れがきれいに落ちない場合もある。また、上は半袖でも問題ないが、下は長ズボンのほうが安心。スカートはNGだ。

◎履き慣れた運動靴で
靴は、汚れてもいいスニーカーをチョイス。ヒールやサンダルはもちろんNG。途中で靴が気にならないように、しっかり紐を結んでおこう。

◎長い髪はゴムなどで縛る
金具やロープに髪がひっかからないよう、長い髪はゴムなどで縛っておこう。

 

アクセス(臨時ルート有り)

臨時ルート

フォレストアドベンチャー・糸島へは、福岡市内中心部から車で約1時間ほど。

しかし、現在は、西日本豪雨の影響で通行止めとなっており、臨時の迂回ルートが設定されている(2018年9月7日現在)。

まず、二丈福井にある「加茂ゆらりんこ橋」に向かい、そこから案内看板に従って30分ほど山道を上る。案内看板は要所に設定されているので、加茂ゆらりんこ橋の先まで行けば、あとはカーナビの設定がなくても到着できる。

詳細や最新の情報は公式HPでチェックしよう。

ちなみに、フォレストアドベンチャーの近くには「白糸の滝」があり、本来はセットで楽しみたいスポットなのだが、その間の道が通行止めになっているため、移動するには迂回ルートをぐるっと回る必要がある。

 

[文]山下侑一郎

フォレストアドベンチャー・糸島
フォレストアドベンチャー・糸島
福岡県糸島市二丈一貴山312-390
樋の口ハイランド内
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公式HPをチェック