美食の街、博多において、“博多の台所”とも呼ばれる「柳橋連合市場」。福岡市内の料理人たちが買い付けに来るほど、新鮮で確かな食材が揃っている。全長100mほどのアーケードの中に約50店ほどのお店が並んでいる。食材を購入するだけでなく、食べ歩きをしたり、食事ができるお店もあるので、絶対に行くべき、おすすめのお店を3つ紹介。
どんなお店があるの?
当然、柳橋連合市場のメインは魚だが、新鮮な野菜やお肉なども売っている。刺身や惣菜、明太子などもあり、魚を捌けない人でも十分に行く価値のある市場だ。
朝は8時にオープン。日曜と祭日は基本的にお休みなので要注意。市場専用の駐車場はないが、すぐ隣に30分100円のコインパーキングがあるのでそこを利用するといいだろう。
「高松の蒲鉾」で食べ歩き
まず最初にお勧めしたいのが「高松の蒲鉾」。オリジナルティのある種類豊富な自家製の蒲鉾を販売している。
「たこ天」、「えびまよ」、「ほたてまんじゅう」、「しゅうまい」など、見ているだけでも楽しいほど、バラエティ豊かな蒲鉾(天ぷら)がずらり。カゴが用意してあり、好きなものを1つからでも買えるのが嬉しい。その場で食べてもいいし、持ち帰っておでんのネタにしてもよい。個人的には、「たこ天」と「しゅうまい」がお気に入り。
そして、特に人気なのが、白身魚のすり身をパン粉で揚げた「魚ろっけ(ギョロッケ)」。ん、「魚っろけ」?どっちだろう。。
揚げたてが最高に美味しく、サクサクの衣の中に、白身魚の旨みが詰まっている。お店の前に椅子が並べられてあるので、座ってゆっくり食べることもできる。
「柳橋食堂」で海鮮丼ランチ
柳橋連合市場でランチを食べるなら、「柳橋食堂」がオススメ。「吉田鮮魚店」というお魚屋さんの2階にあり、1階で注文を済ませてから2階に上がるシステムになっている。市場内で食事ができる貴重なお店で、新鮮な魚を活かした料理を提供している。
名物は何と言っても海鮮丼。ノーマルな「海鮮丼(670円)」も人気だが、せっかくなので、ちょっと贅沢な「デラックス(1,540円)」がオススメ。いくら、ウニ、マグロ、サーモン、イカなどが、どっさりと。まさに、“デラックス”!海鮮好きなら夢見る丼ぶりだ。
1階では、お刺身も販売している。市場と言えば、魚を捌けないといけないイメージがあるが、刺身も売っているのは非常に有り難い。
「manu coffee (マヌコーヒー)」でまったり
食後は、「manu coffee 柳橋店」でまったり休憩。マヌコーヒーと言えば、福岡市内で何店舗か展開しているオシャレな人気カフェ。ここ柳橋店は、ブルーの外壁に、イエローの内壁。歴史を感じる柳橋連合市場の中で、やや異彩を放っている。
このお店では、柳橋連合市場内で購入したものに限り、フードの持ち込みがOK。市場と共存している感じもオシャレで、魅力的なカフェだ。
2階に上がり、那珂川を眺めながら、ホットのカフェラテ。すぐ隣にある「高島屋」というパン屋さんで買った「揚げクリームぱん」といっしょに。この揚げクリームパンも、絶品。
使用しているコップも、ラテアートも、やっぱりお洒落。
博多の台所「柳橋連合市場」。まだ行ったことが無いという人は、ぜひ一度、足を運んでみていただきたい。
柳橋連合市場
〒810-0003 福岡市中央区春吉1丁目5番1号