福岡の夏、最も賑わいを見せる場所のひとつが「海の中道サンシャインプール」だ。30年以上前に誕生し、福岡県民なら行ったことが無いという人は少ないだろう。福岡生まれの筆者も、まだ「サンシャイン」と言えずに「しゃんしゃんぷーる」と言っていた頃からお世話になっている。時を経てもその人気は衰えることを知らず、むしろ年々人気が増して、その混雑ぶりも激しさを増している。混雑をできるだけ回避しながらいかに楽しむか。サンシャインプールに行く予定があるなら事前に知っておきたい攻略法を伝授します。
割引券より前売り券をゲットすべし
この時期、どこかしらでいただく機会も多いサンシャインプールの割引券。「せっかくもらったから」とサンシャインプールに行くのはいいが、実は割引券と前売り券が同じ値段ということも。同じ値段なら、当日チケット売り場に並ぶことなくスムーズに入場できる前売り券がおすすめだ。ちなみに、「前売り」と言っても、当日の朝コンビニで購入することもできる。
【入場料金】
◎大人 1,900円 → 1,550円(前売り券)
◎小人1,000円 → 820円(前売り券)
◎幼児 300円 → 240円(前売り券)
ちなみに、2回目以降はさらにお得な「リピート券」をプール内で配布しているので、忘れずにゲットしよう。
おすすめの駐車場は?
サンシャインプールに行く時、どの駐車場を利用するべきか少し悩ましい。サンシャインプールには、以下3つの駐車場がある。
◎西駐車場(1,589台)
◎ワンダーランド口駐車場(307台)
◎海の中道駅口駐車場(490台)
公園側がプール利用者におすすめしているのは、最も収容台数の多い「西口駐車場」。当然ここが第一候補となる。
もし、かなり早い時間に行くのなら、「海の中道駅口駐車場」も意外と穴場だ。(ただし、収容台数が少なく、真っ先に満車になる場合も)
サンシャインプール入口までのシャトルバスは各駐車場から出ているが、「海の中道駅口駐車場」からはプール入口までの距離が他の2つよりも少し近い。
「海の中道駅口駐車場」への行き方は少し複雑で、一度マリンワールドのほうに曲がる必要がある。県道59号からマリンワールドの看板が見えたら左折し、すぐ右手の駐車場のほうに右折する。この時、マリンワールドの駐車場に入るレーンではなく、すぐ隣の「海の中道海浜公園」と書かれた黄色いレーンを進む。マリンワールドの駐車場を左手に見ながら直進すると「ワンダーランド口駐車場」と「海の中道駅口駐車場」に分かれる。「海の中道駅口駐車場」のほうに右折しトンネルをくぐるとすぐに到着。
駐車場に着いたらできるだけ左奥に駐車。海の中道駅口に抜ける道があり、線路を渡れば、もうそこが駅口だ。
7月の土曜日、8時23分に到着。オープンは9時00分だが、この日は既に30名ほどが列を作っていた。チケット売り場の列が右側で、前売り券を持っている人の列が左側だ。
「駅口」という名前の通り、すぐ目の前がJRの「海ノ中道駅」。電車が来ると、一気に列が長くなる。
8時30分には50人ほど、オープンの9時00分には100名ほどが並んでいた。できれば8時半前、少なくともオープン前には到着しておきたいところだ。ただし、駐車場の開門時間は、その日の混み具合によって判断されることになっているので、その点は考慮しておきたい。
9時に開門したら、すぐ目の前に待機しているシャトルバスへ。ギリギリ1台目のシャトルバスに乗車できた。
シャトルバスを降りたら、目の前がサンシャインプールの入口。思う存分楽しもう。
海の中道駅口駐車場に駐車した場合、帰りも少し嬉しいメリットがある。左が「西口」行き、右が「海の中道駅口」及び「ワンダーランド口」行きのシャトルバス乗り場。駐車台数が少ない分、シャトルバスを利用する人数も少ないので、比較的スムーズに乗車することができる。
テント(サンシェード)が便利
中に入ったら、着替えよりもまず先に場所取り。
サンシャインプールには、何箇所かに屋根付きの休憩スペースが設けられている。
中にはテーブルやイス付きの場所も。自分たちが一番たくさん遊ぶプールの近くで場所取りするのがいいだろう。この時、「影は時間とともに移動する」という自然の原理をお忘れなく。日陰を取ったはずが、気がついたら日向なんてことも。
場所取りはレジャーシートでもいいが、できればサンシェードを持参するといいだろう。影がずれても日陰をキープできるし、中で着替えもできて重宝する。お昼頃には、こういったサンシェードが所狭しと並ぶ。
まずはドラゴンスライダーへ!
良い場所を確保して着替えが済んだら、真っ先に「ドラゴンスライダー」へ。全長約100mのファイヤードラゴン、約34mのリトルドラゴン、浮き輪で滑るチューブドラゴンの3種類。身長制限は120cm。
多いときには2時間待ちなんてこともあるが、この時間なら滑りたい放題だ。早起きした者だけに与えられる勝者の特権。
あると便利なアイテム
サンダルは、忘れては行けない必須アイテム。地面がかなり熱くなるので、サンダル無しでは歩けない。
さらに、あると便利なのは、首からさげるネックストラップ付きの防水ケース。
↓ 筆者が持っているのはこれ。
↓ こういう大きめタイプも人気。
ちなみに、足入れ浮き輪は事故防止のため禁止されているので要注意。
ランチは早めに
サンシャインプールは売店も充実している。定番のカレーや焼きそばはもちろん、焼き鳥やラーメンなども。ただし、ランチタイプには当然長蛇の列ができるので、早めのランチがおすすめだ。
筆者は迷わずカレー。
小さい子供も楽しめる
サンシャインプールの幼児プールは水深25cmだから幼児でも安心。
幼児プールでは物足りなけど、流れるプールはまだちょっとという子供は「ウォータージャングル」へ。
小さな子供から大人まで全力で楽しめるサンシャインプール。一度行けば、あの恐ろしいほどの渋滞も納得の楽しさだ。