雨が降ると悩む、週末のおでかけ先。そんな時に覚えておいてほしいのが、久留米市にある「福岡県青少年科学館」。福岡市内中心部からでも車で40〜50分。1日中遊べて、学べる、子供連れファミリーには有り難い施設だ。
リニューアルして体験型展示が充実
2018年4月にリニューアルオープンした福岡県青少年科学館は、以前にもまして楽しく学べる体験型の展示が増えている。頭や体を使いながらゲーム感覚で楽しめるので、子供たちも夢中だ。
3台の産業用ロボットが小さなロボットを組み立てる「ロボット工房」。ロボットの緻密な動きは、大人が見ていても楽しい。
リニューアル前はボールプールがあったコーナーが、未就学児用のキッズコーナーに。これなら小さな子供でも安心。
楽しむコツは、親子の会話
「3つのボールのうち、一番速く転がるボールはどれだと思う?」
親子でそんな会話をしながら展示を見て回ると楽しさが倍増する。(ちなみに、どれだと思いますか? 答えは福岡県青少年科学館で。笑)
一見しただけでは楽しみ方がわからない展示もあるが、展示のそばに解説用のパネルがあるので、それを見れば納得。子供だけだと難しい時は、大人が読んでフォローしてあげよう。
大人気のコスモシアター(プラネタリウム)
科学館と言えば、やっぱりコスモシアター(プラネタリウム)。福岡県青少年科学館のコスモシアターは、「ドラえもん」や「妖怪ウォッチ」などの人気キャラクターの番組と「星空解説」がセットになっている。星空解説では、今夜見ることができる星をわかりやすく解説してくれるので、まさにその日の夜、子供と一緒に実際の夜空を見上げたくなるだろう。巨大なスクリーン一面に無数の星が映し出されると思わず声が出るほど、圧巻の映像。
人気の展示は今も健在
お絵かきロボットは、今も昔も変わらず子供たちに大人気。ロボットがお絵かきした紙を受け取ったら、子供たちは塗り絵タイム。その間、親たちは休憩タイム。
鉄のボールが巨大なコースを転がりまわる「ダイナミックワーカー」も健在だ。
最初に科学ステージの時間をチェック!
科学実験ショーを行う「わくわくラボコーナー」のステージも、広い吹き抜け部分にリニューアルした。サイエンスマジックなど、子供たちが楽しく科学に触れられる内容。
全国でも珍しいという「放電実験ショー」では、落雷実験などを見ることができる。激しい音と光は大迫力!
入館時に、まず科学ステージやコスモシアターの時間を確認しておこう。他にも曜日によって、科学工作教室や天体観測などの催しもあるので、要チェックだ。
ランチは久留米ラーメン?
雨の日だけでなく、屋外で遊ぶのが難しい真夏や真冬にも重宝する福岡県青少年科学館。人気の施設とはいえ、何十分も“待ち”ができるようなことはなく、特に午前中はわりとすいていたので比較的穴場のスポットかもしれない。一度外に出て再入場も可能なので、ランチは近くで久留米ラーメンという楽しみ方も。
[文・写真]山下侑一郎