門司港名物「焼きカレー」。レトロな街を歩けば、そこかしこから芳ばしい焼きカレーの香りが漂う。そんな、カレー好きにはたまらない門司港で、筆者がお気に入りの焼きカレーをひとつ紹介したい。
門司港駅すぐそばの「プリンセスピピ」
筆者お気に入りの焼きカレーが食べられるのは、門司港駅の道を挟んですぐ隣に位置する「プリンセスピピ」。黄色い看板とかわいらしい鳥のキャラクターが目印だ。
門司港らしいレトロ感とアジアンな雰囲気が合わさった、居心地のいい店内。
野菜たっぷり、タイ風焼きカレー
こちらが筆者をトリコにした名物の『王様焼きカレー』だ。タイの宮廷料理のレシピを元にして作ったというカレーに、たっぷりのチーズと色とりどりの野菜が盛りつけられている。ふんだんに使われたハーブのさわやかな風味と、チーズの芳ばしい香りが入り混じる。
熱々のカレーをひとくち食べると、マイルドな甘さのあとから、ほどよいスパイスの辛みが顔を出す。ご飯は白米と玄米が半分ずつ。周りの野菜は、野菜ソムリエの資格を持つシェフが厳選した季節の野菜で、素材そものもの甘みがあり、どれも新鮮。さらに、中央には半熟の卵が隠れており、ひとくちごとに様々な味を堪能できる。
今までにいろんな焼きカレーを食べたことがある人でも、この『王様焼きカレー』には新たな驚きを感じることだろう。
プリンセスセットがおすすめ
単品でも十分満足できるが、人気なのは、お好きなメインメニューに、「幸せの生春巻」「サラダ」「ドリンク」「今月のパフェ」がセットになった『プリンセスセット(税別 1,850円)』だ。
ドリンクは「門司港バナナティ」をチョイス。バナナの風味がしっかりと感じられるさわやかな味わいで、バナナ好きにはぜひおすすめしたい。
こだわりを感じる手作りのパフェも美味。
おこさまカレーも手抜きなし!
『おこさまカレー』が美味しいことも、おすすめポイントのひとつだ。もちろん辛さはないが、親がひとくち味見をすると、ついもうひとくちもらいたくなるほど美味しい。
『パエリア式王様焼きカレー』や『めんたい焼きカレー』といった斬新なカレーのほか、『トムヤムクン』などのタイ料理もあり、ランチだけでなくディナーでもおすすめだ。
門司港には焼きカレーのお店が多くあるので、できればいろんなお店を食べ歩きたいのだが、また次回も「プリンセスピピ」を選んでしまいそうだ…。
TEXT・PHOTO:山下侑一郎