今SNSで話題のソフトクリームが北九州の黒崎にある。昨年オープンしたアイスクリーム専門店「氷菓子屋KOMARU」の“黒崎ソフト”だ。ミシュランガイド福岡・佐賀2014で1つ星を獲得した日本料理店「御料理 まつ山」の店主が手がける本格派のソフトクリーム。厳しい暑さが予想される今年の夏、黒崎ソフトの人気もさらに加熱しそうだ。
濃厚でコクのあるプレミアムソフト
黒崎ソフト 400円
熊本のジャージー牛乳と生クリームをふんだんに使用した、こだわりのソフトクリーム。一口食べた瞬間、食べ慣れたソフトクリームとの明らかな違いに驚く。バニラを加えていないため、コクのあるミルクの甘みをしっかりと感じることができる。濃厚だけどしつこくない、上質なソフトクリームだ。その本格的な味だけでなく、かわいらしくフォトジェニックな形状も人気の理由だろう。
黒崎チョコソフト 500円
黒崎ソフトにチョコとアーモンドをトッピングした「黒崎チョコソフト」。ソフトクリームをひっくり返してチョコレートに浸す工程にも注目。
オトナなコーヒーゼリーソフト
コーヒーゼリーソフト 500円
ちょっとオトナなあなたには、「コーヒーゼリーソフト」もおすすめ。食べ始めは黒崎ソフトを堪能し、途中からはコーヒーとからめて。濃厚なミルクとコーヒーの相性は言わずもがな。
中には、大きめにカットされたコーヒーゼリーがゴロゴロと入っている。
和モダンな店内でイートイン
店内に広めのイートインスペースがあるのも嬉しい。和モダンな内装で、インスタ映えもバッチリ。
店主の松山相三さんによれば、製鉄業で栄えた北九州は肉体労働者の街ということもあり、そこには「甘いもの文化」が存在していたという。しかし、そういった文化や老舗のお店も、時代とともに姿を消していく。北九州第二の都市といわれる黒崎でも例外ではない。
だからこそ、「黒崎でやるということに意味がある」と松山さんは言う。わざわざ足を運びたいと思えるお店がそこにある。それは素晴らしいことだ。
黒崎に行ったことがないという人も、これをきっかけにぜひ足を運んでみてほしい。
[文・写真]山下侑一郎