福岡タワーが、生まれ変わった。今年で開業30周年を迎えるのに合わせ、初の全面リニューアルを実施。360度の大パノラマはもちろん、VRや巨大ガチャなど、体験型のコンテンツも充実した。その見どころを、たっぷりと紹介したい。
もくじ
海から空へ
今回改装されたのは、展望フロアだけではない。地上1階のエレベーターホールは、「海中」をイメージした空間に様変わり。この海中から空(展望フロア)へと向かう。
顔を上に向けると、ガラス張りの天井からタワーの内側を見上げることができる。
エレベータに乗ると、わずか70秒で地上123mの最上階展望室に到着だ。
360度の大パノラマ
展望3階「SKY View 123」は、内装がシックなブラックにリニューアル。以前よりも外の景色が引き立って見える。
360度の眺望を楽しめる福岡タワーの展望室。海側に立つと、真下にはマリゾンが見え、博多湾の先には志賀島を望むことができる。
西側では、室見川の上を都市高速が走る。ここから眺めると、車もジオラマのおもちゃのようだ。
6つの見どころ
ここで、リニューアルした福岡タワーの6つの見どころを紹介したい。
SKY Walk 123歩(VR双眼鏡)
ひとつ目は、VRコンテンツ「SKY Walk 123歩」だ。1プレイ300円(3分間)。
VR双眼鏡を覗くと、福岡の街を空から眺めることができる。映像の中に登場する「バルーン」をめがけてレバーのボタンを押すと、視点がその場所に移動。タワーの中にいながら、まるで福岡の空を空中散歩しているかのような体験ができる。
スカイイルミネーション
幻想的なイルミネーションと福岡の夜景が同時に楽しめる「スカイイルミネーション」。(夜に改めて来たい…)
床にはハートの模様が。いくつ見つけられるか探してみよう。
ハプニングウィンドウ
階段で展望1F「SKY Play 116」に下りると…
危ない! 野球のボールが飛んできた!!
こちらは、「ハプニングウィンドウ」。リアルタイムで撮影された外の写真にCGを重ねた映像が、窓に見立てられたモニターに映し出されている。
天空ガチャ
巨大なガチャガチャも新登場。「天空ガチャ」という名前の通り、まるで天からカプセルが落ちてきているかのよう。1回500円。
当たるのは、九州各県の名物をミニチュアにした「フィギュアみやげ」。観光の記念にぴったりだ。
おみくじピンボール
こちらも巨大な、「おみくじピンボール」。空に向かってピンボールを発射し、落ちてきた場所のおみくじをゲット。1回100円。
博多の豆知識を織り交ぜた、かわいらしいおみくじ。
恋人の聖地
最後は、パワーアップした「恋人の聖地」。二人で手をつないでハートのオブジェにタッチすると、ハートが光る仕掛けになっている。
ハート型の南京錠「愛鍵」も、カップルに人気。1個1,000円。
レストランやお土産ショップも
展望2Fは、絶景を堪能しながら食事ができる「スカイ カフェ&ダイニング ルフージュ」。最高の特等席だ。
地上1階にも、レストランやお土産ショップがあるので、展望フロアから下りてきたら覗いてみよう。
福岡タワーは、見下ろすだけじゃなく、見上げるのももちろんおすすめ。スマホやデジカメを置いて記念撮影ができるフォトスポットもあるので、要チェックだ。
誕生日の前後3日間はなんと無料!
福岡タワーの展望料金は、大人 800円、小・中学生 500円、幼児(4歳以上)200円、高齢者(65歳以上)500円。
そして、なんと、誕生日の前後3日間(計7日間)は、展望料金が無料! しかも、「ルフージュ」での飲食代も20%OFFになる。これはもう、誕生日が来たら、福岡タワーに行くしかないだろう。
福岡県外からの観光客はもちろんだが、ここ数年は外から眺めるばかりだったという福岡の人たちも、新しくなった福岡タワーに足を運んでみてはいかがだろうか。昔よりも発展した福岡の街並みを、この機会に空から眺めてみてほしい。
TEXT・PHOTO:山下侑一郎