「ふきや」のお好み焼きは、まさに博多のソウルフードのひとつ。
広島風でも関西風でもない、博多のお好み焼き。
あの「どっしり」、「こってり」な感じがクセになり、無性に食べたくなる日が定期的にやってくる。
福岡市内に店舗がいくつかあるが、今回紹介するのは、地下鉄天神駅から徒歩1分の「ふきや 福ビル地下店」。
昼時は毎日行列ができる人気店だ。
オススメは、不動の人気No.1「肉玉子 (650円)」。
サイズは、追加料金なしで、「大きめ」や「特大」にすることが可能。(※写真は普通サイズです)
ちなみに、普通サイズでも十分なボリュームだが、「肉玉おおきめで!」と言えば、ツウっぽさが出る。
お客さんが女性の場合、お店の人が「肉玉ひとつ、女性です!」とオーダーし、小さめサイズで出てくる心遣いも。
お好み焼きは、大きな鉄板の上で、時間をかけて焼き上げられていく。
待っている間も、香ばしい鰹節のにおいが食欲を掻き立てる。
表面はカリッとしていて、中は、ずっしりと重みのあるお好み焼き。
ふきやのお好み焼きを語る上で欠かせないのが、この特性のソースとマヨネーズ。
どろっとした甘めのソースは、こってりしていて、クセになる。
ねっとりとしたマヨネーズは、酸味が控えめで、意外とさっぱりしているので、ソースと良い感じに中和される。
この自家製のソースとマヨネーズはファンも多く、この味が博多っ子を虜にしているのだ。
ふきやは、テイクアウトも可能。
お持ち帰りのことをふきやでは、「かぶり」と言う。
もともと長崎の方言のようだが、どこのお店でも使う方言ではないので、「かぶり」を知らない福岡県民も意外と多い。