お寺の境内を約7,000株のアジサイが埋め尽くす。その絶景を求めて多くの観光客が訪れる、“あじさい寺”こと、久留米市の「龍護山 千光寺(せんこうじ)」。気が滅入りがちな梅雨の時季、色とりどりに咲き誇るアジサイが、心をパッと明るくしてくれる。(撮影日:2018年6月17日)
千光寺の「あじさい祭り」
「龍護山 千光寺(曹洞宗)」は、大分自動車道「筑後小郡IC」から約10分、九州自動車道「久留米IC」からなら約15分。久留米市山本町の耳納山麓に位置する。福岡市内中心部からでも車で1時間弱の距離だ。
千光寺では、2018年6月7日から7月1日まで「あじさい祭り」を実施中。入園料(あじさい園整備料含む)は、高校生以上300円、小中学生100円。駐車場はあるが、お昼ごろには駐車場の前に車の列ができていたので、早めの時間帯がおすすめだ。
色とりどり! 40〜50種のアジサイ
境内には約40〜50種の色とりどりなアジサイが咲いている。
青、紫、ピンク、白……。見慣れた形のものから、あまり見かけない形のものまで。「こんなアジサイもあるんだ」という発見が楽しい。あなたが1番好きなアジサイはどれだろうか。
約7,000株のアジサイが咲き誇る
広い境内を所狭しと約7,000株のアジサイが埋め尽くす。一帯に漂う、ほのかに甘いアジサイの香り。
アジサイの中を右へ左へ。階段のアップダウンもあるので、動きやすい靴がベター。ゆっくり見て回れば、所要時間は1時間ほど。
青空の下に、カラフルなアジサイの絨毯が広がる。晴れても雨でもフォトジェニックなアジサイ。気が沈みがちな梅雨の時季に咲く美しい花。梅雨だからこそ出かけたくなる場所が、そこにはある。
キュートなお地蔵さん
アジサイに見とれながら境内を回っていると、所々でキュートなお地蔵さんが顔を出す。いくつ見つけることができるか数えてみよう。
ハート型のアジサイを探そう
さらに注意深く見て回ると、ハート型(に見える)アジサイをいくつか見つけることができる。家族でも、デートでも、老若男女が楽しめる「あじさい祭り」。どうせなら、梅雨を積極的に楽しんでみるのもいいだろう。
[文・写真]山下侑一郎