すっかりイチゴの季節。あちらこちらで開催される“あまおうフェア”に、なかなか予約が取れない“いちご狩り”。イチゴの楽しみ方はいろいろあるが、この時期真っ先に食べておきたいのは「いちご大福」。そこで、福岡のいちご大福の中でも“3大いちご大福”とも言える人気商品を食べ比べてみた。
如水庵のいちご大福
まずは、如水庵のいちご大福。如水庵と言えば、『筑紫もち』や『とっとーと。』が有名だが、『四季折々の大福』シリーズも人気。季節ごとに地下鉄のドア横ポスターで見かけるお馴染みの商品だ。
如水庵のいちご大福。1個195円(税込)。もちろん、この状態では伝わらないので・・・
真っ二つに切ってみる。
苺に、白あんに、お餅。シンプルだが、全てが美しく、厳選された素材。商品に添えられた説明書きによれば、いちごは「その時期で一番味が良いもの、大福にして一番美味しいもの」を選んでいるという。あっさりとしていて上品な白あんの甘さの中に、イチゴの酸味が際立つ。ただ甘いだけのイチゴよりもこの酸味の強さが、いちご大福の美味しさを引き立てるのだ。
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石村萬盛堂のいちご大福
続いては、石村萬盛堂。こちらも福岡では知らない人はいない老舗和菓子店。
石村萬盛堂のいちご大福。1個185円(税込)。「白あん」と「こしあん」の2種類あるが、今回は「こしあん」をチョイス。
石村萬盛堂のいちご大福は、大粒で香りの良い「博多あまおう」を使用。こしあんは甘さ控えめ。口に頬張ると、口の中でイチゴの甘みしっかり主張してくる。まろやかさの中にしっかりとしたイチゴ感。こしあんも白あんも楽しみたいなら石村萬盛堂がおすすめ。
鈴懸の苺大福
最後も、福岡を代表する人気和菓子店「鈴懸」。外せない手土産を選ぶときに必ず重宝するお店だ。
鈴懸の苺大福は1個303円(税込)。お値段は他より少し高めだが、一度食べれば十分納得の味。
鈴懸の苺大福は、周りの求肥がとにかく薄い。あくまで、“苺が主役”ということだろう。そんなところにも職人のこだわりや技術の高さを感じる。上品でなめらかなこしあんの中に、大きくて新鮮な「あまおう」。みずみずしい苺の甘みが口の中でジュワッと広がり、贅沢な美味しさを堪能できる。これぞ苺大福の醍醐味。
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