まずは福岡から! “無料タクシー”を運行へ 新配車サービス「nommoc」

nommoc

日本初のとんでもないサービスが登場するかもしれない。15歳の時に起業した若手実業家・吉田拓巳氏(22歳)が、福岡市に新会社を設立し、新サービス「nommoc(ノモック)」のプロジェクトスタートを発表した。

 

アプリを使って無料で乗車

運賃無料の新しい移動手段

「nommoc 」は、スマートフォンのアプリで配車し、目的地まで無料で乗車できる新しいサービス。アプリにユーザー情報と乗車位置を入力すると車が到着する。車内のディスプレイには、ユーザーが興味を持ちそうなお店や商品などの情報(広告)が流れる。つまり、この広告費で通常は運賃として支払う運用費をまかなう仕組みだ。さらに、AIの技術を活用し、ユーザーの行動パターンや好みを分析・学習することで、より精度の高いオススメの行き先や欲しい情報を届けてくれるという。

 

試験運用は福岡・天神から!

nommocは、2019年3月サービス開始を目指して開発と資金調達を行っていく予定で、資金調達第⼀弾として日本初のマッチングサービス「FUNDINNO」を利用した資金調達を実施する。最初は福岡・天神を中心に試験運用し、そこで得られた知見や認知をベースに2020年を目標に日本主要都市で展開。東京オリンピックでインバウンドが最も盛り上がる2020年を経て、海外市場への進出を目指す。

試験運用は福岡から

今年2月には、メルカリが自転車のシェアサービス「メルチャリ」を、全国に先駆けて福岡市で実験的に開始した。スタートアップ都市を掲げる福岡市で、このような新しい試みが続々と登場するのは嬉しい限り。今回の「nommoc 」は、その運用費に見合った広告費を集めることができるのかがカギになると思われる。“移動中に広告を見る”という体験に、広告主が果たしてどれほどのお金を支払うのか。広告価値を高めるためには、AIを活用したマッチングの精度に加え、もうひと工夫必要になるかもしれない。いずれにしても、実現すればユーザーにとってこれほど有り難いサービスはないわけで、大いに期待したい。

[文]山下侑一郎

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