最初はただの都市伝説だと思っていた。牧のうどんには、メニューに載っていない裏メニュー「雑炊」がある、と。福岡県民である筆者、牧のうどんにはもう何度も行っている。過去にはこんな記事も書いているほどだ。しかし、牧のうどんで注文するのは、ほぼ迷わず「肉ごぼう」。本当に裏メニューが存在するのか? そして、その味やいかに? 牧のうどん空港店に行ってきた。
恐る恐る注文してみた
改めて、メニューを上から下まで確認。うん、やっぱり無い。「雑炊」なんて文字は無い。仕方がないので、食べたいうどんだけ記入し、雑炊は口頭で伝えることにした。とはいえ、「裏メニューで雑炊があるって聞いたんですけど…」と聞くのもなんだか恥ずかしい。かといって、さも当然あるかのように頼んで、本当は雑炊なんて無かった時のことを想像すると、それこそいたたまれないが、、ここは思い切って。
「あっ、あと、雑炊を、、ひとつ」
店員さんが少し止まった。えっ、ないの? ウソ! やめて…
「えー、少しお時間いただきますが…」
「大丈夫です!!!(ホッ)」
(ぞ1)
そう書くんだ。。
まずは「肉うどん」が登場
注文するやいなや、「肉うどん」が登場。相変わらず早い。いつもは「肉ごぼう」だが、今日は雑炊も食べるのでごぼうは減らしてみた。
美味い。何度食べても、美味い。
そして、肉うどんを3分の1も食べ終わらない頃、「お待たせしましたー!」。雑炊が来た。まだ全然待ってない。
これが裏メニュー「雑炊」だ
これが、牧のうどんのメニューには載っていない「雑炊」。うどんの半分ほどのお碗に入っていて、いかにも美味しそうな匂いが漂う。
ネギはお好みで。
とろっとろの卵がシズる。いざ、実食。
美味い!
優しく、どこか懐かしい。美味しいうどんのスープに、隠し味はキムチの汁だろうか。見た目以上に奥深い味わい。寒い季節には特に癒される味だ。こんな裏メニュー、知らないとただただ損だ。
ここでひとつ問題が。雑炊に夢中になっている間に、肉うどんの麺が増殖中。
組み合わせには一考の余地があるが、この雑炊は必ずまた食べたい。風邪でもひけば、間違いなくこの味が恋しくなるだろう。
もうひとつの裏メニュー?
そして、もうひとつ。これは「裏メニュー」ではないが、意外と知らない人が多い牧のうどんのトリビア。
「牧のうどん空港店には、展望台がある」
へぇ!へぇ!へぇ!
お店の横に設置された階段を登ると、そこには確かに展望台が。無料の双眼鏡も2台。
目の前が福岡空港なので、なかなかの眺望だ。
双眼鏡を使えば、飛び立つ飛行機が大きく見える。お腹いっぱい食べた後のちょっとしたアトラクションとしては十分過ぎる。
ごちそうさまでした!