寿司好きには“夢の国”とも言える場所がある。山口県下関市の「唐戸市場(からといちば)」だ。福岡市内からは、九州自動車道を通って、車で約1時間半。市場にずらりと並ぶ新鮮な寿司は、まさに圧巻。お勧めの寿司から近郊のスポットまで詳しく紹介する。
週末限定開催「活きいき馬関街」!営業時間は?
唐戸市場で、週末のみ開催される「活きいき馬関街(ばかんがい)」。
<開催時間>
金曜日及び土曜日:10時~15時
日曜日及び祝日:8時~15時
この期間は、一般開放された市場内に屋台が並び、その日あがった魚の握りや海鮮丼などを購入することができる。
並ぶネタはどれも新鮮で、金額以上のクオリティ。
お店の人からトレイを受け取り、好きなネタを自分で取り寄せていく。
寿司が好きな人なら、間違いなくテンションが上がる。
寿司のテーマパークと言ってもいいだろう。
見よ、この贅沢な海鮮丼の数々。
お腹を空かせて来ないと必ず後悔する場所だ。
お寿司だけでなく、揚げ物を売っている店舗もある。
持ち帰り用の生魚なども売っているが、ほとんどの客は、その場で食べるお寿司や海鮮丼がお目当て。
おすすめの店舗とネタは?
店舗もいろいろあるし、ネタも豊富。
どの店を選んでいいか迷ってしまうだろうが、おすすめの店舗があるわけではない。それほど、どの店もレベルが高い。
強いていえば、客が集まっている店は間違いが少ないが、各店舗のネタを自分の目で見て回り、これだと思うものを選ぶのが一番だ。それがここの醍醐味でもある。
ネタに関しては、ここでしか食べれないものを積極的に食べるべきだろう。
下関と言えば「ふぐ」だ。
「トラフク」と「トラフク白子」は外せない。
唐戸市場の中でも人気が高いのが写真の右2つ「のどぐろ」だ。
個人的にもお気に入りのネタで、脂がのったのどぐろの炙りは絶品。
高級魚で、別名はアカムツ。
まぐろの脳天もオススメ。
希少部位がお手頃な価格で食べれるのが嬉しい。
寿司のお供に忘れてはならないのが、下関名物「ふく汁」。
天気が良ければ、唐戸市場の外で買ったものを食べることができる。
関門海峡を眺めながら食べるお寿司は、なんとも格別である。
意外と知られていない唐戸市場の屋上。
お腹いっぱい食べたら、屋上の芝生に寝転がって一休み。
唐戸市場の周辺スポット
せっかく下関まで来たのだから、ついでに周辺のスポットも観光しておきたい。
唐戸市場のすぐ隣には、「カモンワーフ」というモールがあり、その奥は「海響館」だ。
歩いて行けるので、唐戸市場でお腹いっぱい寿司を食べたら、その流れで観光するのにちょうどいい。
お腹いっぱいと言っても、甘いものは別腹。
カモンワーフの中にあるジェラテリア「バンビーニ」のジェラートはデザートにオススメ。
甘くて濃厚な絶品ジェラート。
海響館の奥には、コンパクトな遊戯施設「はい!からっと横丁」がある。
観覧車やメリーゴーランドなどをさくっと楽しむことができる。
今、ひそかに観光客を集めているのが「関門トンネル人道」。
歩行者は無料で通ることができる。
福岡県と山口県の県境は、撮影スポットになっている。
関門海峡を渡れば、門司港もすぐそこだ。
朝早起きすれば、唐戸市場で贅沢な朝食を食べて、お昼は門司港レトロで焼きカレーなんていう食い倒れツアーも可能だ。
唐戸市場のアクセスと駐車場
これだけ魅力的な唐戸市場。混雑しないわけがない。
下関ICを降りて間もなく、唐戸市場まで長い渋滞が発生することもある。朝早めに行くのがオススメだ。
逆に、閉店間際の「安売り」を狙って行くのもひとつの手。
駐車場もすぐに満車になるが、海響館や下関市役所など、徒歩圏内に他の駐車場もあるので活用しよう。
詳しくは、こちら。
■唐戸市場
住所:〒750-0005 山口県下関市唐戸町5−50