ゴールデンウィークといえば、陶器市。
なかでも、モダンなデザインで最近若者からも人気なのが波佐見焼だ。
波佐見町でも、毎年GWに合わせて「波佐見陶器まつり」が開催されるが、とにかく車も人も多い。
なんとか渋滞や行列を回避しながら波佐見陶器まつりを楽しみたいという人のために、攻略法を伝授する。
もくじ
期間終盤の早朝に出かける
陶器市で最も集客が多いのが初日だ。
もしピンポイントで狙っている人気商品があるのなら、初日に出かけて商品が無くなる前にゲットする必要があるが、そうでもない限り、焦ることはない。
波佐見陶器まつりは、4月29日から5月5日まで。
狙い目は「最後の3日間」だ。
それでも日中は人が多くなってくるので、朝一番に出かけよう。
目安は、朝の6時30分に福岡を出発。
福岡から波佐見町までのルートは?
まず迷うのは、どの経路で行くのか。
福岡市内から波佐見町を目指す場合、大きく3つの経路が考えられる。
- 九州自動車道~長崎自動車道を通るルート
- 三瀬峠を超えて長崎自動車道を通るルート
- 福岡前原道路を通って唐津経由で向かうルート
全て同じ条件で計測した訳ではないが、朝6時半に出発するのであれば、おすすめは「九州自動車道~長崎自動車道を通るルート」だ。
しかも、重要なのは、「嬉野IC」で降りること。
通常であれば、武雄JCTから西九州自動車道に入り、「波佐見有田IC」で降りるのが一般的だが、この時期は有田でも大きな陶器市が行われるため、渋滞が発生してしまう。
実際に今日、上記の時刻およびルートで波佐見陶器まつりに行ってきたが、西九州自動車道に向かう渋滞を横目に、嬉野から驚くほどスイスイ到着することができた。
まず向かうのは「白山陶器」
まず最初に向かうのは、「白山陶器」。
言わずと知れた波佐見焼を代表する窯元だ。
白山陶器は非常に人気のため、陶器まつりの本会場ではなく、独自の会場で販売している。
B会場とC会場の二つがあるが、メインは「B会場」。
白山陶器の本社の近くにある倉庫で開催されている。
駐車場は、B会場のすぐ横のほか、徒歩圏内の周辺に十分な量の臨時駐車場を設けているので、期間終盤の朝一であれば問題なく駐車できる。
福岡市内を6時30分に出れば、8時頃には到着するだろう。
HP上では、営業時間は8時半からとなっているが、それよりも前にOPENされていて、特に並ぶことなく入店できた。
ここで購入したのは、人気の「平茶碗」。使い勝手がよく、デザインの種類も豊富。
こちらは、「重ね縞シリーズ」。和食でも洋食でも合わせやすい。
次に向かうのは「マルヒロ」
白山陶器を出て、次に向かうのは「マルヒロ」。
まだ本会場に行くのは早い。
マルヒロも白山に負けず劣らずの人気で、高速の「波佐見有田IC」近くのマルヒロ直営店でガレージセールを独自に行っている。
こちらは駐車スペースがそれほど広くないので、駐車に時間がかかる可能性もあるが、白山陶器で時間を取られ過ぎなければ割とスムーズに駐車できるだろう。
マルヒロもHP上では9時オープンだが、9時前にはオープンしていた。
店内に入ると、大量の白い食器を使って作ったステージ(?)に目を奪われる。
マルヒロには4つのブランドがあるが、特に人気なのが、「HASAMI」だ。
シンプルでモダンな色使いが特徴。
小鉢と平皿を購入。
ようやく本会場へ!
「白山陶器」と「マルヒロ」を堪能したら、ようやく本会場へ向かう。
時間は、この時点で10時頃だろう。
車は、「旧波佐見町立中央小学校講堂兼公会堂」の横に設置されている駐車場に止める。この時間であればまだ満車ではないはずだ。
そこから徒歩5分ほどで、本会場に到着する。
本会場入り口付近の「natural69」
本会場に入ってすぐ左手に、特に人が集まっているブースがある。
日常使いのちょっといい器を集めたセレクトショップ「natural69」だ。
もちろんオリジナルデザインの商品も販売している。
ここでは、丼ぶり茶碗を購入。
シンプルでモダンな染付の「康創窯 -kousou kiln-」
本会場の大きなテントの中に入っている「康創窯」。
ちょっとカジュアルな染付が特徴で、こちらもオススメの窯元。
小皿を購入。
「西海陶器」も人気
さんざん迷ったあげく何も買わなかった「西海陶器」。
魅力的な商品が多く、人もたくさん集まっていた。
11時前には「モンネ・ルギ・ムック」へ
朝が早かった分、11時前にはお腹が空いてくるだろう。
本会場を出て、車を止めた方に戻ると、左手にお店がいくつか集まった「西の原」というエリアがある。
ランチは、そこの「モンネ・ルギ・ムック」で食べてほしい。
通常は12時オープンだが、この期間は11時前にオープンしてくれるようだ。
12時頃には入店待ちが何組も出るので早めのランチがおすすめ。
古民家を改装したお洒落なカフェ。
ゆっくりとくつろげるソファ席が多い。
鶏肉と揚げ茄子のココナツミルクカレー。
ナンプラーをかけていただく辛すぎないタイ風カレーで、雰囲気だけでなく、料理の味も抜群。
「モンネポルト」も要チェック
モンネ・ルギ・ムックのすぐ隣にあるのは、古いやきもの工場をリノベーションして造られた多目的スペース「モンネポルト」。
陶器まつりの期間中は、ここでも当然波佐見焼を販売している。
2014年にグッドデザイン賞を受賞したブランド「Common」などもここで購入できる。
デザイン的には、マルヒロの「HASAMI」と近く、使いやすく、心地よいデザイン。
渋滞する前に帰るべし
ここまでで、波佐見陶器まつりの主要なところは抑えられているだろう。
また本会場に戻ったり、有田陶器市に移動するのもアリだが、帰りが遅くなると渋滞が激しくなるので、その前に福岡に帰ったほうが良い。
行きは嬉野ICから来たが、駐車場から嬉野方面は渋滞が発生しているため、帰りは、「波佐見有田IC」から帰るのがおすすめ。
昼過ぎであれば、まだ逆方向が渋滞しているなか、福岡方面へは難なく進むことができる。
家に帰って、テーブルの上に買ってきた戦利品を並べながら、陶器市の余韻を楽しもう。
上記にて紹介した主要な場所をMAPにまとめたので参考にしてほしい。