タマスタ筑後 − ホークスファンと選手の心が通うスタジアム


タマスタ筑後

「2軍の試合とか観ておもしろいと?」
ホークスやプロ野球に興味が無い人はそう思うかもしれない。ホークスファンを自称する筆者も、二軍戦は実はこれが初観戦。そして思った、もっと早く来るべきだったと。そこには、ヤフオクドームとは全く異なる魅力があり、単に“2軍の試合を観る”以上の体験が待っていた。

 

タマスタ筑後へのアクセスと駐車場

タマホーム スタジアム筑後

福岡ソフトバンクホークスの2軍・3軍の本拠地、HAWKSベースボールパーク筑後。そのメインスタジアムが「タマホーム スタジアム筑後(略称:タマスタ筑後)」だ。ホークスのファームと言えば長らく“雁の巣”だったが、2016年の春、この地に移り、今ではすっかり“タマスタ”として定着している。

JR筑後船小屋駅

タマスタ筑後へのアクセスは、JRが便利。博多駅から約50分、新幹線を使えば30分かからない。筑後船小屋駅を降りれば目の前にスタジアムが見え、徒歩5分で到着する。

タマスタ筑後第一駐車場

試合開始2時間前のタマスタ筑後第一駐車場

駐車場は、施設内に第一、第二、第三駐車場があり、その他、筑後船小屋駅の西側と東側にもそれぞれ駐車場がある。ただし、収容台数はそれほど多くないため、満車になることもあるそうだ。

 

試合開始までの楽しみ方

タマスタ筑後

タマスタに行くときは、少し早めの到着をおすすめしたい。なぜなら、球場に入る前にタマスタならではの“楽しみ”がいくつか存在するからだ。

第二スタジアム屋内練習場

HAWKSベースボールパーク筑後には、メインスタジアムの他、第2スタジアムと屋内練習場があり、そこでは試合前のウォーミングアップや練習をする選手たちを見学することができる。

ファン'sテラス

また、オフィシャルグッズショップ「ダグアウト」とは別に、「ファン’sテラス」というグッズやドリンク、軽食などを販売するショップがある。

開業時のホームベース

そのファン’sテラスの前には、タマスタ開業時に実際に使用していたホームベースが埋め込まれている。ちなみに、このホームベースを最初に踏んだホークスの選手は、“ミギータ”こと真砂選手だそうだ(江川選手のサヨナラタイムリーでホームイン)。

ひな丸

こちらは、HAWKSベースボールパーク筑後の公式キャラクター「ひな丸」。元気いっぱいでかわいらしく、子供たちに大人気。

子供向けアトラクション

他にも、ふわふわドームなど、100円で楽しめる子供向けのアトラクションがいくつかあり、試合開始までの時間も退屈しない。

 

選手のサインがもらえるかも!?

選手動線に集まるファン

タマスタと屋内練習場の間に、ホークスの選手たちが通る動線がある。ヤフオクドームではなかなか近づくことができないが、ここではすぐ目の前を選手が通るため、試合開始の約1時間前と試合終了直後には多くのファンが集まる。「◯◯選手ー!」と声をかけると笑顔で手を振ってくれたり、ハイタッチをしてくれたり。なかにはサインをしてくれる選手も。サインがほしいなら試合前よりも試合後が狙い目。今は背番号が3桁の育成選手でも、千賀投手や甲斐選手のように数年後ホークスを背負って立つ選手になるかも!

 

スタジアムと座席

スタジアムと座席

いよいよスタジアムの中へ。

まず最初に驚くのは、選手との距離の近さだ。ヤフオクドームでは感じることのなかった、球のスピードと躍動感。鳴り物の応援団がいないため、バシン!とボールが収まるミットの音や、ボールをミートしたときの乾いたバットの音がスタジアム内に響く。

選手やコーチの声もよく聞こえる。逆に言えば、我々ファンの声もしっかり選手たちに聞こえているということだろう。距離の近さは、物理的なものだけではない。ファンの声援や叱咤激励も、一軍戦と比べるとどこか温かさを感じる。

そして、これは選手層が厚いホークスならではかもしれないが、2軍にもよく名前を知っている選手が多くいる。その中に、売り出し中の若手や育成選手が交じる。次に1軍で活躍するのはどの選手だろうか? 一足先に自分だけの“推しメン”を見つけ、その選手が1軍に上がってきたときには「タマスタにいるときから目をつけていた」と自慢げに言ってみよう。そんな楽しみ方ができるのもファームならでは。

タマスタ筑後は両翼100m、中堅122m。これは、なんとヤフオクドームと同じ広さ。これなら、2軍の選手が1軍に上がっても違和感なくプレーできる。観客席は、内野席とフィールドシートのみで外野席はない。フィールドシートの横にはブルペンが見える。

開放的なスタジアム

ヤフオクドームほどではないものの、立派なビジョンもあり、とても2軍の施設とは思えない。周りに高い建物がないため、空が広く抜群の開放感だ。こんな青空の下で、野球を観ながら飲むビールは美味しいに違いない。(筆者は車で来たため今回はコーラで我慢。。)

バックネット裏

バックネット裏には<みずほ>プレミアムシートがあり、その周辺のみ屋根がついている。日向と日陰ではかなり体感温度が異なるため、座る座席位置とその日の天候に合わせて、防寒、日焼け対策、雨対策を忘れずに

ちなみに、1軍のファンクラブ「クラブホークス」とは別に「筑後ファンクラブ」があり、筑後ファンクラブ会員を対象にした「選手と写真撮影」「オンユアマークス」「始球式」などのファンサービスプログラムも準備されている。詳しくは公式HPで。

 

試合中の楽しみ

ホークス選手サロンカレー

今回筆者が密かに楽しみにしていたのが、この「ホークス選手サロンカレー」だ。タマスタで人気No.1のスタジアムグルメ。もともとホークスの選手サロンで提供されていて、選手たちにも人気だという。選手たちと同じものを食べれば、心もひとつに。もう1頂!!!

ひな丸のダンス

5回裏終了後には、みんなでウーハーダンス。ひな丸やMCだけでなく、ファンの子供たちや球団スタッフ、警備員さんまで!

ジェット風船

ラッキーセブン(7回裏の攻撃前)には、もちろん「いざゆけ若鷹軍団」の大合唱とジェット風船。普段は真上に飛んでいくジェット風船が風に流されて次々と後ろのネットにひっかかる。そんな風景も屋外球場ならではだ。

試合後には、再度選手動線に移動して出待ち。ホークス選手をこんなに近くに感じたのは初めてだった。次にヤフオクドームやテレビで観戦するときには、また少し味方が変わるかもしれない。

HAWKSベースボールパーク筑後
筑後市津島757-1
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(予告先発のツイートなども)

 

試合後は「恋ぼたる」の温泉へ

恋ぼたる

試合後は、すぐ近くにある「川の駅船小屋 恋ぼたる」へ。筑後の農産物や海産物などを販売している物産館と、“美人の湯”とも呼ばれるマグネシウム・ナトリウム炭酸水素塩泉の温泉館がある。無料の足湯もあり、試合観戦後ひと息つくのにちょうどいい。しかも、ホークスの1軍戦もしくはタマスタ筑後の2軍戦でホークスが勝った翌日は、ホークスのユニフォームかホークスTシャツ着用で温泉の入浴料が半額に! 前日の試合結果を事前にチェックしておこう。

筑後広域公園

恋ぼたるのすぐ横は、超広大な「筑後広域公園」の芝生広場。時間があれば、温泉の前に一汗かいてもいいだろう。

筑後船小屋駅から恋ぼたるまでは、徒歩で約15分。タマスタでファームの公式試合が開催される日は無料のシャトルバスも運行している(金・土・日・祝日のみ)。

川の駅船小屋 恋ぼたる(温泉館)
筑後市大字尾島298-2
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文・写真/山下侑一郎