海岸線のサイクリングが爽快!意外と知らない「志賀島」の観光スポット

志賀島

志賀島は、もっと注目されていいと思った。クロスバイクをレンタルして、点在する観光スポットを巡りながら、海岸線をぐるりと一周。おいしいカレーに、きれいな海、絶景。気分転換と呼ぶには余りある、豊かな休日の過ごし方だ。決して「金印」だけじゃない、志賀島の魅力をたっぷり紹介したい。



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サイクリングに最適の島

志賀島

福岡市東区の「志賀島(しかのしま)」。“島”といっても、陸続きになっていて、福岡市内の中心部から車で30分ほど。博多ふ頭から船で渡ることも可能だ。

志賀島の1週は約10km。自転車ならゆっくりこいでも40〜50分。平坦な道が多く、交通量も多くないので、サイクリングするにはもってこいの島だ。

とはいえ、公道を走ることになるので、自転車の運転に不慣れな子供には不向きだろう。(子供連れなら海の中道海浜公園のレンタサイクルがおすすめ)

 

「シカシマサイクル」で
おしゃれな自転車をレンタル

シカシマサイクル

レンタサイクルというと、いわゆる“ママチャリ”のようなものが多いが、志賀島の「シカシマサイクル」では、クロスバイクやマウンテンバイクといった本格的な自転車を借りることができる。

11時までであれば予約も可能とのことで、前もって10時に予約しておいた。駐車場はお店の裏手にあり。

【レンタサイクル】
クロスバイク 2,500円/3時間
マウンテンバイク 2,000円/3時間
※延長は30分ごとに500円。
※保証金 3,000円 。

今回レンタルしたのは、Bianchiのクロスバイク。ヘルメットとワイヤーロック、ドリンクホルダーもついている。お店の方にサドルの高さを調整してもらい、運転に注意が必要なエリアなどの説明を聞いたら、いざ出発!

シカシマサイクル
シカシマサイクル
福岡市東区志賀島417−1
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どっち周りがおすすめ?

志賀島のMAP

志賀島の外周はずっと一本道なので特に迷うことはない。では、どちら周りがおすすめか? 特別な理由がない限り、「時計回り(西回り)」がいいだろう。自転車は左側通行なので、常に海側を走ることができるからだ。

住宅地の中を通るエリアもあるため、運転には十分注意しよう。

 

穏やかな博多湾

穏やかな博多湾

シカシマサイクルを出発して、住宅地を抜けると、左手には博多湾が広がる。

能古島が大きく見える

博多湾に浮かぶのは能古島だ。思ったよりも近く、大きく見える。その横には、ヤフオクドームや福岡タワーも。

 

リニューアルした「金印公園」

金印公園

シカシマサイクルを出発して数分で、最初の立ち寄りスポット「金印公園」に到着。江戸時代に金印が発見されたとされる場所で、志賀島の代名詞とも言える観光スポットだ。

金印のレプリカ

大切な公文書や荷物の封印に使われていたという金印。その1辺は2.3センチと小さく、重さは108グラム。ご存知の通り、「漢委奴国王」と刻まれている。もちろんここにあるのはレプリカで、実物は福岡市博物館に展示されている。

展望広場からの眺め

金印公園の展望広場からは博多湾を一望できる。穏やかな波の上を行き交う船。まだ旅は序盤だが、しばらくここでのんびりしたい気分だ。

再整備された園内のスロープ

金印公園は今年再整備されたばかり。きれいなスロープも設置され、車椅子でも移動しやすくなっている。

金印公園
金印公園
福岡市東区志賀島1865
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ここは秘密基地?

秘密基地?

金印公園を出て、再び海岸線を北上すると、左手に秘密基地のような空間が。こういった気になるところに、ふらりと立ち寄れるのもサイクリングの魅力だろう。

下に降りられる

どうやら、下に降りられそうだ。かなり急なので、慎重に。

美しい海

降りてみると、目の前に透き通るほど美しい海が広がる。ひとっこひとりおらず、まるでプライベートビーチのようだ。岸には漂流物がたくさん打ち上げられていたが、地元っ子だけが知る秘密基地のようで、なんだかワクワクする。

唯一の上り坂

ちょうどこの辺りから、志賀島の外周では唯一とも言える上り坂が訪れる。ギアを一番軽くして、一気に駆け上ろう。難しければ、無理せず歩いて押してもいいだろう。上ったら、すぐに下り。カーブも急なので要注意だ。

 

「勝馬海岸」にストーンヘンジ?

勝馬海岸

坂を下りきると、右手に「休暇村 志賀島」が見え、左手に広がるのは「勝馬海岸」だ。シカシマサイクルから出発し、ちょうど半周。自動販売機やトイレもあるので、ここでひと休みしよう。引いては寄せるやさしい波は、見ているだけでも心が安らぐ。

ストーンヘンジ?

こっ…、これは…、ストーンヘンジ? いや、おそらくもともと東屋だったものの支柱だろう。意図せず(?)、いい感じのインスタ映えスポットになっている。次回は夕暮れ時に来てみたい。

沖津宮

勝馬海岸の奥に見えるのは、「沖津島」という小さな島で、志賀海神社の「沖津宮」が鎮座する。このときは完全に海に遮られていたが、大潮の干潮時には、歩いて渡ることができるという。

好奇心をそそる茂み

沖津宮の対岸に、なにやら好奇心をそそられる茂みを発見。

仲津宮

茂みの先にあったのは、志賀海神社の「仲津宮」だ。沖津宮には渡れなかったので、こちらで参拝。

 

博多湾と玄界灘の対比を楽しむ

玄界灘沿いを走る

勝馬海岸を出たら、今度は島の東側にある玄界灘沿いを走る。

荒々しい玄界灘

穏やかだった博多湾に比べると、波が荒々しく感じられ、海の色も青が濃くなっている。そんな海の違いを感じられるのも、志賀島サイクリングの醍醐味だ。

 

浦島太郎伝説が伝わる「二見岩」

二見岩

勝馬海岸から自転車で10分ちょっとのところに、三角形の岩が2つ並んだ「二見岩」がある。似たような岩は他にもあるが、片方の岩に空いた1mほどの空洞が目印だ。

実は、志賀島には独自の「浦島太郎伝説」があるそうで、この二見岩は、浦島太郎と乙姫が出会った場所とも言われているそうだ。とはいえ、特にそれらしい案内看板などはない。

残念ながら、確かな出典を見つけることもできなかったので、今度図書館に行ったときにでも調べてみようと思う。

 

海の神様「志賀海神社」

志賀海神社

自転車で最後に立ち寄ったのは「志賀海神社」だ。シカシマサイクルまでは残り400mほど。志賀海神社は、「海神の総本社」「龍の都」と呼ばれ、博多湾を見守る海の神様として信仰されている。

万葉歌碑(志賀島第1号歌碑)

石段を登ると、参道の途中左手に「万葉歌碑」がある。「航海の難所である鐘の岬(宗像市鐘崎)を過ぎたとしても、わたしは海路の無事をお願いしたこの志賀の神様のことを忘れません」という意味の歌で、古くから航海安全の神として信仰を受けていたことがわかる。

ちなみに、志賀島にはこのような万葉歌碑が全部で10基建てられている。観光中、いくつ見つけることができるか探してみよう。

亀石遥拝所

志賀海神社の境内にある遥拝所からは、海を一望することができる。

志賀海神社
志賀海神社
福岡市東区志賀島877
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ランチは「MEGANE CURRY」

MEGANE CURRY

シカシマサイクルで自転車を返却したら、ようやく昼ごはん。志賀島のランチと言えば「さざえ丼」が有名だが、「MEGANE CURRY(メガネカリー)」のスパイスカレーもおすすめだ。場所は、シカシマサイクルのすぐ目の前。

エッグキーマカリープレート

『エッグキーマカリープレート(1,000円)』
このカレーが、めちゃめちゃおいしい。ゴロゴロとした粗挽き肉に、歯ごたえのいいレンコンが混じっていて、スパイスはゴリゴリ。副菜を混ぜながら食べると、味が何重にも楽しる。ほどよいところで、フライドエッグを崩してとろり。

お米は志賀島で採れたものを使用している。大名や薬院にお店があれば、間違いなく行列ができるお店。これを食べるためだけに志賀島まで行ってもいいだろう。

マイルドチキンカリープレート

『マイルドチキンカリープレート(950円)』
辛いのが苦手な人には、ココナッツミルクがたっぷり入った、こちらのカレーがおすすめ。

MEGANE CURRY
MEGANE CURRY
福岡市東区志賀島589-2
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展望スポット「潮見公園」

潮見公園

志賀島のほぼ中心に位置し、小高い山の頂上にある「潮見公園」。自転車で行くことも可能だが、傾斜のある坂をひたすら上ることになるので、車で行くのがおすすめだ。

展望台からの眺望

展望台からの眺望は抜群。玄界灘と博多湾を同時に眺めることができ、海の中道だけでなく、その先の福岡市街地まで見渡せる。

海の波も、行き交う舟も、ここからだと全てがゆっくり動いているように見える。いつまででも見ていられる絶景だ。

 

名物「金印ドッグ」

志賀島橋

時間が許せば、自転車で橋を渡ってみてもいいだろう。ただし、志賀島の外周に比べると交通量が多く、道幅も狭いので運転には注意が必要だ。

船外レストラン やすらぎ丸

橋を渡ってすぐのところにあるのは、ホットドック屋「やすらぎ丸」。現在改装中で、以前とは少し見た目が異なるが、この地ではおなじみのお店だ。

金印ドッグ

そして、こちらが名物の『金印ドッグ(550円)』。カリッと焼かれたパンに、イカのフライとステーキが交互に挟まれていて、濃いめのソースが癖になる。志賀島に行くなら食べておきたい、ご当地グルメだ。

 

まとめ

志賀島でサイクリング

今回、久しぶりに訪れた志賀島。夏の海水浴もいいが、この時期のサイクリングも格別だった。歴史はもちろん、きれいな海に、おいしいグルメもある。今後新しいスポットがもっと増えれば、さらに人気の観光地になるかもしれない。志賀島には、そんな伸びしろを感じずにはいられない。
 

[文・写真]山下侑一郎

 

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