123基の鳥居が連なる!山口県の絶景パワースポット「元乃隅神社」

元乃隅神社

アメリカのCNNが「日本で最も美しい場所31選」のひとつに選出した、山口県長門市の「元乃隅神社(旧:元乃隅稲成神社)」。海を望むように123基の鳥居が連なる。朱色の鳥居と青い海のコントラストが美しく、国内外の観光客に人気のパワースポットだ。今回は、そんな元乃隅神社の見どころを紹介したい。

元乃隅稲成神社から改名

元乃隅稲成神社が元乃隅神社に改名

1955年に“白狐のお告げ”により創建されたという「元乃隅神社(読み方:もとのすみじんじゃ)」。昨年(2018年)までは、「元乃隅稲成神社(もとのすみいなりじんじゃ)」という名前だったが、外国人観光客にも覚えやすいようにと「元乃隅神社」に改名された。

ご利益の多い元乃隅神社

元乃隅神社には、他の名だたる神社のような立派な社殿があるわけではないが、「商売繁盛」「大漁」「海上安全」「良縁」「子宝」「交通安全」「学業成就」など、多くのご利益があると言われている。

CNNが「日本で最も美しい場所31選」に選出

元乃隅神社の123基の鳥居

最大の見どころは、なんと言っても、海を望む斜面に連なる123基の鳥居だ。その全長はおよそ100メートル。青い海に向かって、朱塗りの鳥居がびっしりと立ち並ぶ。

「日本で最も美しい場所31選」に選ばれた絶景

2015年には、アメリカのニュース専門放送局CNNが発表した「日本で最も美しい場所31選」にも選出され、今では国内外の観光客で賑わう超人気スポットだ。

幻想的な朱塗りの鳥居

鳥居の中の階段は、傾斜が急な箇所もあるため、注意して歩こう。

日本一入れにくい賽銭箱

日本一入れにくい賽銭箱

123基の鳥居と並ぶ元乃隅神社の見どころが、この「日本一入れにくい賽銭箱」だ。どこに賽銭箱があるか、わかるだろうか? そう、大鳥居の中央上部だ。その高さは約6メートル。とても手が届く高さではない。

日本一入れにくい賽銭箱

賽銭を投げ入れることができれば、願い事が叶うという。筆者もチャレンジしてみたが、これがなかなか難しい。なんとか7投目で入ると、周りから「おぉー!」という歓声が。自然と生まれる、周りの人たちとの一体感も楽しめる。

国指定天然記念物「龍宮の潮吹」

日本海の大パノラマ

鳥居の参道を下りた先には、日本海の大パノラマが広がる。断崖の上から海を見下ろすこともできるが、足場が悪く、柵もないため、十分注意が必要だ。高所恐怖症の筆者は、見ているだけでも足がすくむ。

龍宮の潮吹

この断崖は、「龍宮の潮吹」として国の天然記念物及び名勝に指定されている。龍宮の潮吹とは、打ち寄せる波が断崖の海面近くにある小さな穴に突入することで、海水が真上に高く吹き上がる現象のことだ。この日は残念ながら見られなかったが、北東の風が吹き、海が荒れると、吹き上がる海水は30メートルにも達するそうだ。運よく見られれば、ご利益がありそうだ。

元乃隅神社の駐車場と参拝ルート

元乃隅神社のマップ

元乃隅神社の駐車場は、第1駐車場(92台)と少し離れた第2駐車場(24台)の2箇所。観光シーズンには渋滞も発生するので要注意だ。

駐車場から入ると、すぐ目の前にある鳥居が参拝入口のように感じるが、123基の鳥居が本殿へと続く参道にあたるので、一度展望台のほうから階段を下りてから、鳥居の参道を上るのが正式な参拝ルートだ。

TEXT・PHOTO:山下侑一郎

元乃隅神社

元乃隅神社

山口県長門市油谷津黄498

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